黒にんにくの作り方

黒にんにくは、ニンニクを熟成し発酵させた健康食です。見た目も黒い色をしたニンニクで、特徴としてはニンニク臭がほとんどなく、甘酸っぱいプルーンのような味がします。また、普通のニンニクに比べて黒にんにくの方が健康効果の高い有効成分が豊富なので最近、注目を集めています。

そんな黒にんにくですが、実は自宅の炊飯器を使って作ることができるのです。この記事は、自宅の炊飯器を使ってできる黒にんにくの作り方を紹介していきます。

黒にんにくを作る道具を準備する

黒にんにくは、乾燥された白いニンニクを熟成させて作るのですが、そのためには炊飯器をはじめ、いくつか道具が必要です。この道具がなければ、ニンニクを熟成することはおろか、黒にんにくを上手に作ることはできません。黒にんにくを上手に作りたいなら、以下の道具を揃えましょう。

⑴ 炊飯器を用意する

まず、黒にんにくを熟成するための炊飯器を用意します。

炊飯器を使う理由は、炊飯器の保温機能をつかってニンニクを熟成するためです

黒にんにくを作るには、一定の温度で数日間(約10日〜16日間)寝かすことが必要です。それによってニンニク内の成分が発酵し、熟成され、黒にんにくに生まれ変わります。この一定の温度を保ってくれるのに適しているのが、何を隠そう炊飯器の保温機能というわけです。

なお、炊飯器は普通に自宅で使っているもので構いません。保温機能さえあればどんな炊飯器でも良いので黒にんにくを作る前に熟成するための炊飯器を用意しましょう。

炊飯器で黒にんにくを作る際の注意点

炊飯器で黒にんにくを作る際の注意が1つあります。

それは黒にんにくを熟成するためにつかった炊飯器は、二度とご飯を炊くのに使えないということです。理由は、ニンニク臭です。ニンニクを熟成している最中は、強烈なニンニク臭が出てきます。このニンニク臭が炊飯器の内釜に付着してしまい、美味しいご飯が炊けなくなるのです。

ちなみに、ニンニク臭が内釜に付着するからと言って、

「もしかして、ガーリックライスできるんじゃね?」

って思っても無理です。

熟成中のニンニク臭はそれはもう強烈で、ガーリックライスという美味しい類のものは絶対にできません。ただただ「クサイ」の一言で終わってしまいます。ですから、黒にんにくを作るための炊飯器は、ご飯を炊く炊飯器と分けて使った方がいいでしょう。

そこでお薦めなのが、お古の炊飯器にすることです。もし、お古の炊飯器が家にない場合は、リサイクルショップなどで保温機能が使える一番安い炊飯器を手に入れてもいいでしょう。または、ご近所さんや友人から、いらない炊飯器を譲ってもらうのもいいと思います。

大事なことは、黒にんにくを作るための専用の炊飯器を用意するということです

もしも、お古もなく、リサイクルショップにもなく、しかもご近所や友人らからも炊飯器が手に入らない場合は、激安の炊飯器を手に入れましょう。中でも、タイガーのマイコン炊飯器なんかは特に激安なので、一度ごらんください。

タイガー マイコン 炊飯器 3合 ホワイト 炊きたて ミニ 炊飯 ジャー JAI-R551-W Tiger

このタイガーのマイコン炊飯器の価格は、リサイクルショップなどで販売されている炊飯器とあまり変わらない金額です。高機能ですがお古の炊飯器をリサイクルショップで買うよりも、保温がしっかりできる新しい炊飯器が欲しい方はタイガーマイコン炊飯器は良い選択ですね。

⑵ 新聞紙またはキッチンペーパーを用意する

黒ニンニクを作る際に新聞紙またはキッチンペーパーを用意します。

次に、新聞紙またはキッチンペーパーを用意します。

ニンニクの熟成中は、ニンニクに含まれているわずかな水分が内釜で蒸発し、それが水滴となり滴り落ちてきます。この水滴を放っておくと、それが原因でベチャベチャな黒にんにくができてしまうことがあります。なので、ニンニクの熟成中は新聞紙またはキッチンペーパーで水分を吸収させます

なお、水分を吸収できるものが他にあるなら代用しても構いませんが、個人的には新聞紙の方が使い勝手が良かったので、新聞紙を用意することをおすすめします。

⑶ 金網またはスノコを用意する

次に、金網またはスノコを用意します。

金網やスノコは、炊飯器の中でニンニクが熟成している際にできる結露水をさけるための道具です。つまり、金網やスノコで底上げするということです(どちらか1つを使うこと)。これがないと熟成最中のニンニクに水分がつき、上手に熟成ができず、美味しい黒にんにくに仕上がることができません。これも代用できる道具があればいいですが、今のところ金網かスノコがベストな選択といえます。

⑷ ニンニク臭の対策をする

黒にんにくを作るために、実際にニンニクを保温し、熟成しはじめるとはじめの1週間はもの凄い強烈なニンニク臭が発します。まぁ、ニンニク臭の好きな人ならあまり気にならないかも知れませんが、しかし、ほとんどの人はニンニク臭が嫌、またはクサイと思いますので、事前に対策はしておくべきでしょう。

ニンニク臭の対策方法は、屋内での熟成ではなく屋外ですることです。さらに、丈夫な木箱に炊飯器をいれて、その上に蓋をするのも良い対策法です。この方法ですとニンニク臭がだいぶ抑えられるので効果的といえます。ですが、完全ではないのでやはり周りに気をつかう覚悟はしておきましょう。

他にも、ニンニク臭を抑えるには料理酒を使うという方法がありますが、それでも完璧ではないので、ニンニク臭がでる覚悟はしておきましょう。

黒にんにくの熟成期間は約10日〜16日間と長いので、周りに迷惑のかからないように、その辺を考慮してから作るように心がけるべきです。

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原料のニンニクを用意する

黒にんにくを作る上で、原料となるニンニク選びはとても重要です。

というのはニンニクの選び方によっては、黒にんにくの仕上がり具合が変わってくるからです。なので、黒にんにくを作る際には、黒にんにくに適した原料を選ぶようにしましょう。

黒にんにくに適している原料選びのポイントは?

ニンニクといっても国産だけじゃなく、外国産(中国産)があります。また、生のニンニクや乾燥ニンニクなど様々です。では、いったいどんなニンニクが、黒にんにくに適しているのでしょうか。

まず、黒にんにくの原料には『国産のニンニク』がおすすめです。

国産ニンニク生産量

理由は、やはり国産のニンニクの方が安全性が高いからです。例えば、ニンニクは芽が出ると売り物にならないため薬品である発芽抑制剤が使用されることがあります。しかし、この薬品には発がん性物質があるということがわかり、数年前から日本国内では発芽抑制剤の使用が禁止されました。

しかし、外国産のニンニクにはその規制がありません。ですので、外国産のニンニクには発芽抑制剤が使用されている可能性があるのです。また、外国産のニンニクは、どのように栽培されているのか、どんな風に保管されているのかを知るよしがありません。ですので、安全性は国産のニンニクに劣るというわけです。

なお、国産のニンニクで有名どころは青森県産のニンニクです。青森県産のニンニクは、国内の8割を補うほど生産量が多く、しかも品質も高い。有機栽培は当然のようで、細菌検査や残留農薬検査なども実施しています。青森県産のニンニクはこちら「黒にんにくの効能」に詳細を乗せていますので、良かったらご一読を。

次のニンニク選びのポイントは『乾燥されたニンニク』を選ぶことです。

というのは、生や半生のニンニクでは、余分に含ままれた水分のせいでニンニクの熟成がうまくいかない傾向があります。また、完全に乾燥されたニンニクであれば短期間で熟成できるので、その辺も乾燥ニンニクの方がいいという理由です。

以上が、黒にんにくに適したニンニクの選び方2つのポイントです。

まとめますと。

黒にんにくに適しているニンニクには、

  1. 国産のニンニクであること
  2. 乾燥されたニンニクであること

の2点です。

この2つのポイントをしっかりと抑えて、黒にんにくを作っていきましょう。

黒にんにくを作る手順

いよいよここから、黒にんにくを作る工程をお教えしていきます。

黒にんにくを作る方法はとてもシンプルです。その手順は以下の3つで事足ります。

  1. 乾燥ニンニクを炊飯器に入れる
  2. 熟成開始(保温開始)
  3. ニンニクの見極め

順をおって説明しましょう。

⑴ 乾燥ニンニクを炊飯器に入れる

まず、乾燥ニンニクを用意し、新聞紙で包みます。この時、注意するのがニンニクをバラバラにしないで、そのままの姿で丸ごと包むことが大切です。このように包む理由は、熟成後の保存性がいいからです。

次に炊飯器を用意し、中に水分ムラ防止の金網(今回は金網を使用しました)を入れます。そして、新聞紙で包んだニンニクを炊飯器に入れ、蓋を閉じます。

黒にんにくの作り方|炊飯器にニンニクを入れて保温を押すだけです。
イメージ画像(引用:http://www.ne.jp/asahi/kenharu/2008/diyninnniku01.html)

⑵ 熟成開始(保温開始)

乾燥ニンニクを炊飯器に入れて蓋を閉めて準備ができましたら、炊飯器の保温ボタンを押します。これで熟成開始です。あとは、完全に熟成するまで数日間(約10日〜16日間ほど)、ただ待つのみです。

⑶ ニンニクの見極め

ニンニクを熟成しはじめると、約10日〜16日くらいでニンニクが黒くなってきます。この期間になると炊飯器の蓋をあけ、黒ニンニクの出来具合を目視で確認していきます。

確認するポイントは、

  • ニンニクの色が完全に黒色担っているか
  • 皮を剥いてニンニクの表面が若干濡れているか

の2点です。

この2点を気にしながら保温を続けるかどうかを検討していきます。

もしも、ニンニクの色がまだ白に近い場合や、黒色にはほど遠いチョコレート色だった場合は、熟成を続けなければいけません。逆に、すでにニンニクの色が黒色で触った感じや実際に少しだけ味見してプルーンに近い状態、皮を剥いたらニンニクの表面が濡れているなら、仕上がっている証拠なので熟成をやめます。

この辺の見極めを、ニンニク熟成開始後10日くらいから目視で確認するといいでしょう。この10日前後の確認は必要不可欠なので、忘れずに行いましょう。

以下は黒にんにくの作り方を紹介している動画です。
参考にしてみてください。

他にもある!炊飯器以外で黒にんにくを作る方法

黒にんにくの作り方は何も炊飯器だけじゃありません。実は炊飯器以外でも黒にんにくを作ることが可能です。

圧力鍋で黒にんにくを作る方法

圧力鍋で簡易的に黒にんにくを作る方法があります。

まず、ニンニクを料理酒にひたします。次に、竹ザルとペーパータオルを圧力鍋にセットし、ニンニクを入れます。

ニンニクをペーパータオルで包み込むと、そのペーパータオルに料理酒をスプレーし、蓋をします。その後、圧力鍋で柔らかくなるまで20分〜30分程度、煮込むように温めます。蓋を開け、ニンニクの色が茶色っぽくなっていたら黒にんにくの完成です。

この方法は簡易的な黒にんにくですが、ニンニク臭も抑えられていますし、食べやすく仕上がりますので時間がない人や手間をかけたくない人にオススメの作り方です。

湯沸かし器で黒にんにくを作る方法

湯沸かし器でも黒にんにくを作ることもできます。

まず、ペーパータオルを底に敷きます。次に、ニンニクを入れたら保温スイッチを押します。あとは炊飯器と同じ期間(約10日〜16日間)で熟成します。熟成後、蓋を開けてみてニンニクの色が黒くなり、1片味見して甘く感じられたら黒にんにくの完成です。

なお、湯沸かし器で黒にんにくを作る際は空焚きに注意して行いましょう。

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黒にんにくを食べた感想

黒にんにくを食べた感想です。甘酸っぱくプローンのような味わい。グミが好きな人にはおすすめかも!

実際に黒にんにくを自宅で作って食べてみました。その味は、噂に聞いていた通りプルーンのような甘酸っぱさがありながら、気になるニンニク臭がないのでとても食べやすいです。

今回の黒にんにくの原料は青森県産の福地ホワイト六片種です。外国産ニンニクや他地域のニンニクに比べて球が大きく、とても美味しくいただけました。

黒にんにくを自宅で作るのは少々、時間がかかりますが。しかし、作ったという実感はありますので、楽しくいただけました。

黒にんにくの保存方法

黒にんにくの保存方法は、密封した容器または袋にいれて常温で保存します。よく、透湿性の保存容器がありますが、それで十分なので使いましょう。

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なお、保存期間は環境にも寄りますが、半年間は可能です。とはいえ、一度、黒にんにくをつくったら速やかに食する方が新鮮ですのでオススメです。

黒にんにくの使い方

黒ニンニクは料理にも使えます。パスタなどにも美味しく黒にんにくを使用することが可能です。

完成した黒にんにくは、そのまま食べても健康的な自然食品になりますが、普通のニンニクのように料理に使用してもいいです。

例えば、肉料理や炒め物などにも使うことができますし、パスタ(ペペロンチーノなど)にも合いますね。なお、黒にんにくは白いニンニクにくらべてもニンニク臭がないので、料理後も口臭が気にならないし、翌日の口臭も不安がなくて済みます。

黒にんにくは、そのまま食べるだけじゃなく、いろんな料理につかってバリエーションを増やすといいでしょう。

まとめ

以上が、黒にんにくの作り方です。

今回の記事をまとめますと。

  1. 炊飯器を用意する
  2. 新聞紙またはキッチンペーパーを用意する
  3. 金網またはスノコを用意する
  4. 国産ニンニクを用意する
  5. ニンニクを新聞紙に包み炊飯器に入れ蓋をする
  6. 炊飯器の保温ボタンを押す
  7. 数日間(約10日〜16日ほど)待つ
  8. 黒にんにくの出来具合を見極める

こんな感じになります。

黒にんにくを自宅で作るのは少し時間がかかりますが、ご自分で作りたい方は今回の記事を参考にしてください。

なお、黒にんにくの作り方を断念した方は、青森県産の黒にんにくを直販しているところがあります。プロが作った黒にんにくを以下から確認してください。
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